キッチン周りの排水管の水漏れの原因は

■接続部分が多いとトラブルの可能性も増える

キッチンは常に水を使って作業します。洗い物一つをとっても、排水がうまくいかなければ、設備としての機能を失ってしまいます。洗面所を持たない単身世帯用のワンルームなどでは、洗面所代わりに使われる場合もあり、さまざまな機能を求められる設備です。
水を使う機会が多いため、腐食しにくいように設備が設計されています。排水管も塩ビなどを使い、耐久性を保っているのが基本です。金属を使う場合にも、ステンレスなどにしてあるのが特徴です。しかし、すべてトラブルを抑えられるわけではありません。さまざまな部品を使うため、いろいろと接続している箇所が増えていきます。
できれば一体化できるように作ることが水漏れのトラブルを防ぐためには必要ですが、いろいろと機能を組み合わせなければならないことを考えても、それは不可能です。また、施工が難しくなってしまう問題も抱えます。そのためどうしても接続をして伸ばしていく必要があり、その分水漏れする可能性も出てきます。
接続部分が増えると、すき間ができてしまうようになります。完全に密着できれば水漏れを防げますが、部品同士の精度を高めることは難しく、使っているうちに摩耗や劣化も起きます。
さらに取り付けの問題もあります。ナットで締め付けて一体化させるようにしている場合もありますが、緩んでしまえばすき間が生まれて水が漏れ出します。フランジに締め付けのボルトを使うような強固なつなぎ方もあるものの、これも締め付けの力具合で開くことがあるため、水漏れしているときにはチェックをすることが求められます。キッチンのように使用頻度の高いところでは力もかかりやすく、より一層定期的なチェックが必要になるでしょう。

■熱湯を流すとトラブルの元になる

キッチンの排水管を下からのぞいてみると、配管に何が使われているのかが分かります。一般的に使われるのは塩ビ管です。スチールなどの管材はあまり使われません。塩ビ管は腐食に強く、軽量で、必要とされる強度も問題のないタイプです。ただし設計上は問題がなくても、使い方に問題があれば水漏れにつながるようなケースも出てきます。ここでキーとなるのが温度です。
キッチンの排水管で使われる塩ビ管は、耐えられる温度の設定があります。一般的に常温で使われることを想定しており、使用できる範囲は5度から60度程度です。メーカーによって違いがありますが、ほぼこの範囲に収まると考えていいでしょう。この温度とキッチンで使われるお湯の関係を考える必要があります。
野菜や麺類をゆでた際に使われるお湯は熱湯であり、100度近くに上昇しています。このお湯を排水管に流せば、配管にダメージを与えるのは多くの人が予想できる範囲です。塩ビ管に熱湯が流れれば、管が急激に膨張します。急激に膨張するとき、同じようにすべての箇所が膨張すれば問題は小さくて済みますが、実際にはそういったことは起きません。ばらばらに膨張していくため、ひずみが生まれてしまいます。ひずみが生まれると、当然変形してしまうので、どこかですき間ができる可能性があります。
急激な温度変化についていけず、強度的な問題を発生する場合も考えられます。氷に水をかけると割れますが、温度変化に耐えられないのは塩ビ管も変わりません。このような使い方をしていると水漏れが発生する原因を作ることになります。普段からお湯を流すときには、温度が下がるような工夫をすることが必要です。

■配管の設計と圧力
キッチンの排水管の水漏れは、何かがつまってしまうことにより起こる場合もあります。部品の劣化とは異なる部分で、異物がつまり圧力がかかってしまったことが原因になるケースです。
配管の中でつまってしまうと、排水できなくなり、流れない水が逆流してきます。この時にすき間があれば吹き上がるように漏れ出すパターンもあります。排水管は、上から下へと流れる水の特性を使っており、圧力をかけて水を送り出してはいません。つまって流れなくなると、普段なら何事もなく使える場所でも、水漏れする可能性が出てきます。
圧力という面では、配管の性質も関わってきます。塩ビ管は温度だけではなく、耐圧力も考慮して設計されています。一般的に排水管には無圧管と呼ばれるものが使用され、配管の内部に圧力がかかることを想定していません。土の中に埋め込んだりする場合には、外圧だけは考慮しますが、キッチンの下ではこうした圧力を考慮する必要がありません。どこかでつまってしまったときに、ラバーカップなどで圧力をかけるとどこか弱い部分ができてしまって、水漏れするといった可能性も出てきます。
排水管は常に洗浄剤などを使って清潔な状態を確保することも大切です。誤った情報として、こうした洗浄剤を使うと配管が劣化するといった話もありました。しかしメーカーが発表しているように、正常な範囲で使用していればそういったことは起きません。つまってしまうようなトラブルになる前に積極的に使っていくべきでしょう。

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